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セフレの彼は幼なじみ
第3章 菜那美の部屋で……
陸翔が帰っていったあと、菜那美は自室のベッドでひとり、仰向けで寝転んでいた。
「セフレかぁ……」
さっき言われた言葉を思い返す菜那美。
菜那美もとっくに気づいていた。
その言葉が、「身体目当て」という意に等しいことを。
陸翔に、「俺はお前の身体目当てで近づいてる」と言われたような気がして、菜那美は少し胸が痛んだ。
それでも、陸翔を憎んだり嫌ったりはできない菜那美。
それどころか、内心「また交わってもらえるなら、理由は何だっていい」という気持ちすら湧いてくるのに気づき、首を左右に振った。
「でも……。あの場で拒絶できるはずがないし、仕方なかったんだよね……」
自分に言い聞かせるように、独り言を言う菜那美。
ベッドでごろごろ寝返りを打ち、どうにか他のことも考えようとする菜那美だったが、陸翔のことと、陸翔との今後の関係のことばかり頭に浮かんでくる。
菜那美はそのまま長い時間、ひとりで物思いにふけっていた。
「セフレかぁ……」
さっき言われた言葉を思い返す菜那美。
菜那美もとっくに気づいていた。
その言葉が、「身体目当て」という意に等しいことを。
陸翔に、「俺はお前の身体目当てで近づいてる」と言われたような気がして、菜那美は少し胸が痛んだ。
それでも、陸翔を憎んだり嫌ったりはできない菜那美。
それどころか、内心「また交わってもらえるなら、理由は何だっていい」という気持ちすら湧いてくるのに気づき、首を左右に振った。
「でも……。あの場で拒絶できるはずがないし、仕方なかったんだよね……」
自分に言い聞かせるように、独り言を言う菜那美。
ベッドでごろごろ寝返りを打ち、どうにか他のことも考えようとする菜那美だったが、陸翔のことと、陸翔との今後の関係のことばかり頭に浮かんでくる。
菜那美はそのまま長い時間、ひとりで物思いにふけっていた。