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2年目の関係
第5章 18:00〜
「ううん……たまには自分のご褒美でも、しよっかなぁと思っただけよ」
取って付けたような答えに、山之内くんは驚いたように目を開く。
「そうなんだ……こんな綺麗なのに、渉見れないなら勿体ない」
クラクラする――――。
またそんなサラッと……
惑わせること言っちゃうんだから。
「もう渉の話はいいよ! 私、『ブルームーン』!」
「おっ! 問題発言じゃない?」
「知らないっ!」
唇を噛んで、プイッとそっぽを向く。
そんな私を山之内くんは小さく微笑んで
「俺は『スクリュードライバー』……」
色っぽい声でオーダーしていた。