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2年目の関係
第7章 20:30〜

バッフゥ〜ンッ!!
「わっ!!」
背中が柔らかい物に、包まれる。
ベッドだっ!
頭は打たなくてホッとしたものの、この状況はもう逃げられないのではなかろうか?
微かに見えていた明るさが陰って、両脇のスプリングが沈む――――
山之内くんが、私の上に覆い被さってきてた。
「あ……シャワー……」
頭が真っ白になりながらも、無駄な足掻きを呟くと――――
「っ!!」
山之内くんの指先が、私の唇をなぞり出す。
「あっ……山之内くん……」
まるで紅でも塗るように……
唇を象っていく――――。

