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第7章 ２０：３０〜

ズレていたカップは、簡単に胸から離れていく。


露わになった自分の胸に、見えなくても愕然としてしまった。


――――最後まで……イっちゃう。


そんな確信が、頭を過る。


これから起きる山之内くんのとの情事に、緊張感のメーターが振り切りそうだ。


バックン！
バックン！

バックンッ！！


心臓が口から飛び出しそう――――。


早る脈と共に二つの赤い木の実は、膨らんで硬くなっていく。


ギシ――――


ベッドが軋む。


ストラップが、腕から抜けていき……


背中を倒されて、仰向けになった。