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2年目の関係
第8章 21:10〜

舌先が開いた花弁を濡らす蜜を舐め尽くすかのようになぞっていく。
あぁぁぁ……本当に泣きたい気分だ。
「山之内くぅ……ん。もう……挿れてぇ」
もうこの際、一気に一突きして貰って終わった方が早い。
悲観的妄想か、心なしか尿素の臭いが漂っているようにすら思える。
やだやだやだ〜!!
たった一回の過ちでも、山之内くんの思い出には薔薇かシクラメンくらいの香りで残りたかった〜!
「お願い……挿れ……てぇ……」
目隠しに、涙を滲ませながら懇願する。
すると――――
ヌププゥ……クチュゥ……グチュ……
「あ……あぁぁぁ……うぅっ!」
挿ってきた!!
――――のは、ネットリと温かい……
舌だった。

