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2年目の関係
第8章 21:10〜

山之内くんの気配を感じる方に、腕を伸ばす――――
「あっ……」
頬に指先が添えられる。
輪郭に沿って、優しく撫でられていく。
一瞬外してくれるのか思ったけど、目隠しはそのままだった。
やっぱり最後まで、このままなのかな?
自分のことを渉と思って構わないと言っていたけど、ちょっと一方的過ぎて寂しくなる。
渉にも、寂しい思いをして…
山之内くんにも寂しいと、感じてしまうなんて……
なんだか相乗効果で、ますます寂しい――――。
渉と永遠を誓った今日を……
幸せに過ごしたいと、思っていたんだけどな。
山之内くんの手が再び脚を軽く持ち上げる――――
ゆっくりと下半身が、M時に変化していった。

