この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
2年目の関係
第10章 翌朝〜

「花束を贈ってみるとか、食事に誘ってみるとか提案していたんだけど……今日バッタリ穂に会ったから、俺が勝手に算段しちゃったんだよね」
「えぇっ!? 昨日のって、渉と計画したんじゃないの?」
「あぁ、だって昨日の穂の行動は、渉は知らなかったみたいだしね」
「何か……凄いわ……」
渉に相談されていたとはいえ、たまたま私に再会して、ホテルで目隠しまで考える山之内くんって――――
やっぱり素敵ぃ〜〜!!
この瞬間山之内くんに惚れそうな気持ちで、両手の指を組んで目を煌かせる。
渉は何も言えない感じで、拳を握って固まっていた。
山之内くんは、話を続けて――――

