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刑事とJK
第13章 怖くなんてない
『勝手に入んないでよ、
早く出てって!!』
ゆうひはベッドに座る浅見の腕を引っ張る
しかしそれが逆に引っ張られ、
ベッドに倒された
起き上がろうとするが、もう遅く
浅見はゆうひの上に乗り、両腕をしっかり掴み、
動けないようにした
『何すんのよ変態!!』
「そんなに怒んなって。
まあその顔もかわいいけどね」
『ふざけ―――…』
浅見はゆうひに唇を重ねた
一度離れ、言った
「あらら、固まってる
もしかしてキスするの初めてだった?」
ゆうひは急に顔を、
そして耳までも赤く染めた
『最悪…
あんたなんて大嫌い!!』
「今はね、そのうち好きになっちゃうから」
浅見はもう一度唇を重ねてきた
ゆうひはいやいやをしながら、
舌を入れられないよう口を必死に閉じる
「強情…」
自分の唇をぺろりと舐めたかと思うと、
ゆうひの両腕を左手で固定し、右手を服の中に侵入させてきた
『!!…
やだ!!』
その口を開いた一瞬で
浅見はゆうひの口に舌を入れる
『ふっ…んんっ!!』
ガリッ
と鈍い音がした
「いっで…!!」
浅見はゆうひから離れた
ゆうひも急いで起き上がって
浅見から離れ、壁際に立った
『…ハァ…ハァ』
「ったく、ほんとに噛んでくるとか…
すっげー血の味すんだけど」
浅見は苦そうな顔をした
ゆうひは怯える猫のように浅見を睨みつける
「興ざめだ
今日は帰るよ」
浅見はかばんを背負って部屋から出て行った
バタンと扉を閉める音に
ゆうひは緊張の糸が切れ、その場に膝をついた