この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
刑事とJK
第100章 根城の裏で笑う者~後編~



「ーーーその後…警察が押しかけて、部屋から出てきた遺書から、恭子は自殺したと断定されました」





静けさが辺りを包み込む前に、目をつむっていた斉藤は嘉山に視線を送った。




「自殺した理由は?」




「彼女の友人の…裏切りでした」




鉛を顎にくっつけたように、嘉山の口調は重々しい。





「遊びに行く約束をした恭子の友人は、もともと恭子のことを良く思ってなかったんです」




なかったモノ。


それはどうしようもなく欲しかったモノ…



ある日突然目の前に現れ、恭子はこの上なく喜んだ。




しかし…




「結局はいじめですよ…普段の彼女ならそのくらいで自殺するわけない。
でも…友人と過ごせるはずだった楽しい休日は、彼女にとって地獄だったに違いない…」




「…一気に人が信頼出来なくなったって感じか…よくある話だ」




「そうですね。
なんでも、友人たちは恭子の裸を撮って売ったそうですよ」




淡々としていた。



その瞬間の嘉山には感情も何もないように思え、斉藤は知らず知らずのうちに生唾を飲んだ。




恭子に関しては…


その友人だった人間の行為によるショックの大きさから、自殺したのだということだった。







/1153ページ
エモアイコン:泣けたエモアイコン:キュンとしたエモアイコン:エロかったエモアイコン:驚いたエモアイコン:素敵!エモアイコン:面白いエモアイコン:共感したエモアイコン:なごんだエモアイコン:怖かった
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ