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刑事とJK
第14章 徒然シゲ



次の日の、昼を過ぎた辺りだった




斉藤がやけに嬉しそうな顔をしていたので、
藤野は気になって聞いてみた



「なんか良いことでもあったのか?」



「見つけたよ、下坂の居場所」



「本当か!?
まだ昨日の今日じゃないか…!!」



「オレにかかればこんなもんよ」



斉藤は藤野の前の席に座り、
売店の焼きそばを啜った



それを遠くで聞いていたシゲは焦った



先輩…どうやってそんな情報を手に入れたんだ…?




「で、どこにいたって…?」




「コンビニでバイトしてやがったよ、
昨日夜中に行ったら、たまたま出会った。
名札にしっかり書いてあったしな」



強運過ぎるだろ!!!




「まだ捕まえてないのか?」



「んああ、顔を知らなかったからな、
本人かどうか確信が持てなくてよ」



焼きそばを平らげた



「だからこっそりバイトの控え室入ったわけだ。
そしたら盗まれた鞄と同じのがあった
…フロッピーはなかったんだけどな」




「その中身が大事なのになぁ…
ってか、もうその時点でそいつが犯人ってわかるだろ?
捕まえとけよ」


「あんときは眠かったからな、はは」




先輩、なんてのんきなんだ…


シゲはため息をついた





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