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刑事とJK
第14章 徒然シゲ
その時、誰かが斉藤の腕を掴み、
引っ張り上げた
地に足をつけると、
斉藤は息を切らしながら自分を引っ張り上げた腕の先を見て、
口の端を上げた
「へへへ、やっぱり先輩は
僕がいないとダメダメじゃないっすか」
「るっせぇ、オレがいてからのお前だろ」
―――――――――――
「へぇー、で、下坂はどうなった?」
「僕が顔面パンチして伸びちゃいました」
「さすが、斉藤の拳を毎日食らってるだけあるな!!」
藤野は大笑いした
つられてシゲも笑う
「こらシゲ、何くだらねぇこと喋ってんだ
さっさと書類整理しろ」
「はい!!先輩!!」
斉藤とシゲは自分たちの仕事部屋に入って行った