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刑事とJK
第26章 初めて
「そういやぁ…もう12時だぞ?」
その言葉に、ゆうひは顔を上げた
『マジで!?』
道理で眠いわけだ…
『ごめん、気付かなかった!!
帰るね…!!』
ゆうひは荷物をまとめ始めた
「今から帰んのか?
歩きだろ?」
『まぁそうだけど、仕方ないよ』
「18歳未満の深夜徘徊は補導対象だぞ」
『見つからなかったら大丈夫』
「オレ刑事だぞ?」
『…』
ゆうひは手を止め、
薄笑いを浮かべた
『だって…さぁ…』
「泊まってけ」
『///』
「Tシャツくらいなら貸してやるからよ」
『え…だ、だって、
泊まるって…///』
つまり…そうなる…って…こと…?///
「んだよ、今までも
何回かあったじゃねぇか」
だってそれは、あんたが熱出した時とか、
シゲたちがいる時とかだったから…!!
『いやいやいやいや、悪いし、
帰るって、うん、バイバイ!!』
「警察に突き出すぞ?」
鬼め…!!!
結局ゆうひは、
一晩泊めてもらうことにした
「風呂、先入っていいからな。
はい、これとこれ」
斉藤はゆうひに、自分のTシャツとズボンを渡した
『あ…うん…///』
それを受け取り、
ゆうひは浴室に入った
服を脱ぎ、シャワーを浴びる
動作ひとつするのに、
いちいちドキドキしている
『ヤバいじゃん…///』
一応、体中念入りに洗っておいた
もしもの時のために…
体を軽くタオルで拭き、
重大なことに気が付いた
『下着どうしよう…』
一日来ていた下着を
もう一度つける気は起こらない…
かと言って、斉藤の前でノーブラノーパンだなんて…
く…
あたし、覚悟しろ…!!
ゆうひは後者を選択した