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刑事とJK
第26章 初めて
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温かい何かが額に触れた気がした
『…ん…』
眠くて目が開かない…
まぶたを上げる動作が
ここまでつらく感じるのは久しぶりだ
気合いで目を開けた
目の前には斉藤
しかも、どアップ…
『…あれ…』
昨日、何してたんだっけ…?
窓から差し込む朝日が眩しい
目を閉じて、記憶をたどった
『あ…』
思い出した
あたし、イッたんだ…
…なんか
急に恥ずかしくなってきた…
恥ずかし…
え、めっちゃ恥ずかしいんだけど!!!
正直言うと、
ゆうひは昨日初めてイッた
自分でやるだなんて、変に怖かったし、
ひとりでやるとか、なんか悲しいイメージがあったから、
今まで一度もイッたことはなかった
でも、昨日は…
斉藤に…
『わあああああ…///』
結構、良かった…
斉藤だからなのかな…
いや、それにしても
恥ずかしい…///
「…んー…」
斉藤が目を覚ました
ゆうひは照れながら
『お、はよ…///』
とだけ言った
斉藤も「おはよ…」と返す
「…今、何時…?」
斉藤はぐいっと顔を外に向け、時計を見た
喉仏が…カッコイイ…///
「…10時?」
斉藤は間をあけて
「10時!!??」
と叫んで飛び起きた
急いで洗面所で顔を洗い、
スーツをまたダラッと着て、
冷蔵庫からありものを口に突っ込んだ
斉藤がそうしてる間、
ゆうひはゆっくり体を起こす
「わりぃ、仕事行ってくる!!
家出るときは鍵閉めてってくれ!!」
『え…出たあと鍵どうしたらいいの?』
「持っといてくれて構わねぇ、
合鍵あっからよ!!」
そう言い残して、
斉藤はバタバタと出て行った