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刑事とJK
第27章 父の壁



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斉藤が家に帰ったのは、
夜の11時だった



明日仕事を抜ける分、
今日は多めに働いたのだ



中に入ると、部屋はきれいに掃除されていた



机の上には美味しそうな料理が並んでいる





「あいつ…」



斉藤は笑みをこぼした




念のため、一口料理をつまむ














「今回はちゃんとうめぇ…」




斉藤は夕食を取った






―――――――――――





次の日




車を走らせ、斉藤がやって来たところは
山の奥深く



山の中でも、道はちゃんと整備されていて進みやすいし、
何より木々の景色が良かった




その山をしばらく行くと、
大きな門が見えてくる



そこはそのまま素通りし、また道伝いに進んでいくと、
今度は日本の屋敷のような建築物が見えてきた



車は屋敷の前に置き、
斉藤は歩いて中に入って行った







足を踏み入れると、
まずは日本庭園が広がっている




松の木、庭石、池、そこで泳ぐ鯉…



いつ来ても変わんねぇな…





斉藤はそのままずんずん奥へ進んでいく



そして、やっとのことで
本当に屋敷の中に入った



靴を脱ぎ、長い廊下を歩き続ける





角を曲がったところで


「や♪」


と声がしたので、
振り向くと真理子がいた




「正貴、久しぶり♪」



「前会ったばっかだろが」



「冷たいの、いつからそんな子に
育っちゃったのかーしら?」


「るっせぇな…」



と二人がグチグチ言っていると、
着物姿の女がパタパタとこっちへ走ってきた




見た目は40、実際は55



どこか気品のある女は、
斉藤を抱きしめた




「正貴…!!」



「お袋…」



女の名前は斉藤光子(ミツコ)

真理子と正貴の、実の母親だった







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