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刑事とJK
第31章 真理子の結婚大作戦
「ブラボー」
『ブラボーっ』
斉藤とゆうひは
いつの間にか藤野たちの席の前に来ていて
パチパチと手を叩いた
「正貴、ほんとありがとー♪
あたし、泰輔大事にするね///」
「俺も感謝してる…、
ありがとうな、斉藤!!」
斉藤は微笑した
『お幸せにっ』
ヘラヘラとした真理子と、
誠実そうな藤野は、
いいカップルだな
と口には出さずにゆうひは思った
「話もできたってことで、
今日はこの辺でお開きにすんぞ」
斉藤はパチンと手を叩き、会計に向かった
「泰輔、あたしのことは真理子って呼んで♪
あと、敬語は禁止~♪」
「わ、わかった、真理子///」
「えへっ///」
『わあー、見てるこっちが照れちゃいますー』
ゆうひはわざとらしく肩をすくめながら
二人に言った
「ゆうひちゃん、
それはこっちのセリフだぞ?」
『へ?』
「あんたたち、家でイチャつきすぎ♪」
『そんなイチャついてないですよー!!///』
ゆうひは必死に身振り手振りをする
「ゆうひ帰んぞー」
『あ、わかったー』
ゆうひは斉藤の方へ駆けて行った
「真理子、アドレス教えてくれないか?」
藤野は携帯を出した
「家でね♪」
「は?」
「今日は泰輔の家に泊まる♪」
「はああああ!!??///」
真理子は席を立ち、
藤野も立ち上がるのを待った
「ほら早く、帰ろ?♪」
「お、おう…///」
二人は会計を済まし、外へ出た
夜の空気は澄んでいて気持ちがよかった
ライトアップされた街中も
全然悪くない
「んじゃあ、俺の家はこっちだから…」
藤野が歩き出すと、
真理子は手を繋いできた
「///」
「固まるなー///」
二人は家まで歩いて帰った