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刑事とJK
第48章 無人島サバイバル
天候は快晴
旅行にはうってつけだ
『あ~楽しみ!!』
ゆうひはガラガラとキャリーバッグを運ぶ
その隣には大きな鞄を提げた斉藤
「おめぇ荷物多くねぇか?」
『女の子なんで、ごめんなさいね』
空港では、
もうみんな集合していた
「斉藤、ゆうひちゃん、おはよう」
『藤野さん、おはようございます』
挨拶を交わしていくと、南が言った
「もうすぐ飛行機出る時間だし、行こうか」
飛鳥は嬉しそうに
「パリー!!」
と叫んだ
そう、この旅行は
二泊三日のパリ旅行なのだ
「話によると小型旅客機らしくって、
乗客は僕らしかいないそうですよ?」
「へぇ、貸切♪
じゃあ騒げるわねっ」
「ババアが騒ぐな」
「斉藤、真理子に向かってババアって言ったな!?
許さんぞ!!」
「わたくしのお手拭きは
どこへ行ったのでしょうか?」
『…』
…濃いメンバーだね
一行は荷物を乗せ、
旅客機に乗り込んだ
「これが特別シートか?」
斉藤は赤い座席に腰掛けた
『他と変わりなさそうだけどね…』
ゆうひも座った
するとシゲは、
自分たちの座席と斉藤たちの座席を
触って比較してみた
「あ!!
先輩のとこの座席、
僕らのよりもフワフワですよ!?」
続けて、藤野と真理子も触りにきた
「ほんとだ、フワフワ」
「いいなぁ正貴♪」
「お、おう…」
飛行機は飛び立った
しかし、斉藤とゆうひの席に特に変わったことはない
「…」
『…』
…フワフワなだけかよ!!!
二人は心の中で同時につっこんだ
離陸してから、
1時間ほどした―――――