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刑事とJK
第6章 馬鹿
昨日の雨とは打って変わって、
今日はいい天気になった
だがオレの体調はすぐれねぇ
昨日の雨で体が冷えて、
朝から頭がガンガンする
「先輩、顔色悪いっすよ」
「悪くねぇ」
「意地張っちゃって」
シゲはコーヒーをズズッと啜った
迷っていた
あの公園に行くべきかどうか
ゆうひが来なくなれば、
もうオレが行く理由は…
「ある!!
町の安全、平和のため!!!」
「…先輩、頭でも打ったんですか?」
オレはシゲを小突いて
仕事に取りかかった
_________________________
3時になった
オレは緊張気味で公園に向かった
一歩足を進めるのがここまでつらいのは久々だ
ゆうひは
ゆうひはいるのか…?
「…ゆう…」
ゆうひの姿は
なかった
…そりゃそーだよな
そういえば今日は土曜だ
道理で、いつもより子供がたくさんいるわけだ
あいつがいないここは変に寂しい
「いや、寂しくねぇ…」
きびすを返して帰ろうとしたとき、
複数の少年たちが目に入った
特に、手にしていたエアガンは…
ゆうひが口にしたことを思い出した
「あいつらか…」
斉藤はしばらく
遠目で少年たちを見ていた
すると、どうだろう
地面に降りた鳩に向かって発砲したではないか
鳩には命中した
が、なんとかフラフラになりながら鳩は逃げて行った
少年たちはお互いハイタッチなどして盛り上がっている
「決定だな」