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刑事とJK
第49章 有人島サバイバル
『あ、これもおいしい、これもおいしい///』
ゆうひがご機嫌に果物を食べていたとき、
いきなり一人の若い男が入って来た
びっくりして喉を詰まらせ、
胸をトントンと叩く
急いで口の中の物を
胃に入れた
入って来た男はゆっくりと近付き、
ゆうひが座っているベッドに腰掛けた
警戒して、思わず身を引く
そんなゆうひを見て、男は笑った
『…』
さっきたくさんいた男たちとは違って
この男の顔は綺麗だった
あの中では、
おそらく1番"カッコイイ"んだろう
〔I am …、シーザ…〕
あい あむ …?
この人は英語しゃべれるのか!!
名前…シーザ…って言うのかな?
『シーザ…?』
ゆうひが言うと、シーザはまたニコッと笑った
〔What…your name?
(名前、何ていうの?)〕
『…ゆうひ』
ほんと、英語勉強しといて良かった~!!
〔ユウヒ?〕
『イェス、イェス』
ゆうひはコクコクと頷いた
〔I am…king〕
キング?
この人、王様ってことか
するとシーザは、ベッドに手をついて
ゆうひに顔を近づけた
『…!!』
〔How pretty…(なんて綺麗なんだ…)〕
シーザはゆうひの顔をじっと見る
『綺麗とか、ないって!!///』
ゆうひはつい顔を背けた
しかしシーザは
ゆうひの顔を自分に向けさせる
〔You are my new wife !!(僕の新しいお嫁さんっ)〕
『は…?』
何言っとんじゃこいつは―――!!!