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刑事とJK
第6章 馬鹿
―――――――――――
小犬は…もういない…
あたしこれから
どうやって生きていこう…?
部屋でボーっとするゆうひ
斉藤は、まだ公園に行ってるのかなぁ…
なんてことを考え、
顔を横に振る
『お墓参り…してあげなきゃ…』
ゆうひは重い腰を上げ、
外へ出た
―――――――――――
公園に着いた
いつもなら走って小犬が迎えてくれるのに、
もうあの愛くるしい姿を見ることはない
涙が溢れそうになるのをぐっとこらえ、
小犬の墓へと足を進めたとき…
「あ、こら待て!!!」
その声に後ろを振り向くと
斉藤がいた
しかし、斉藤は男たちを追って
走っていってしまった
『さ、斉藤…』
ゆうひも走ってその後を追った