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刑事とJK
第50章 魔物
斉藤は口を挟んだ
「なぁ…男は半分、
村に残しておかねぇか?」
「何で?」
南は歩きながら返事する
「だってよ…
こんな、上手い具合にピーナッツとか落とすか?」
「だから?」
だから…
なんか違和感があんだよ…
「…いや
何もねぇ」
一行はピーナッツを目印に、
どんどん進んで行った
―――――――――――
『蛇とか、怖い』
「あたしも苦手だなぁ」
村に残ったゆうひと飛鳥は
取り留めのない話をしていた
『…何でこんなことに
なっちゃったのかなぁ?』
「誰も恨めないかもね
唯一恨めるとしたら、
飛行機の自動操縦の誤作動かな?」
ゆうひはベッドに倒れた
『絶対、裁判にかけてやる』
「同感」
二人は顔を見合わせてクスクス笑った
「ゆうひちゃん、って呼んでもいい?」
『呼び捨てでいいですよ?』
「ふふ、じゃあ…
ゆうひも、敬語なんて使わなくっていいよ?」
ゆうひは起き上がった
『だって飛鳥さん…』
「呼び捨て」
『飛鳥…、今いくつ?』
「32」
『でしょ?
見た目はすっごい10代くらいに見えるのに…』
「それは言い過ぎっ
あたし童顔だからな~」
『かわいいから、いいじゃん』
「照れる~なんちゃって///」
ズル…