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刑事とJK
第59章 裏切り







時刻は23:58


もう、日が変わる





「ゆうひ…」



斉藤が仕事部屋に戻ると、
ゆうひは机に突っ伏して眠っていた





可愛らしい寝息が聞こえてくる





何か背中に掛けてやりたいが、
程好い毛布もない



仕方なく、
自分の上着を掛けてやった






するとゆうひは小さく顔の角度を変え、
『さぃとぉ…』
と寝言



綺麗な髪の間から、
スベスベした頬が覗いた






「…///」






勤務中だが、やはり少し欲望に負けてしまい

軽くその頬にキスをした







部屋から出ようと扉を開けたとき、
階下で悲鳴が聞こえた



「!!!」



慌てて時計を確認する



…00:05…!!





犯人と思しい人間が、
時間きっかりにここへ突入してきたのかもしれない




斉藤はゆうひを揺すって起こした






「ゆうひ、起きろゆうひ!!」





『ふぇ…?』




ゆうひは寝起きの顔で、
頭がぼんやりしている



しかし、斉藤は
無理矢理ゆうひを机の下へ隠した






『な、何!?』



「いいか、オレ以外の人間が入ってきても
絶対出てくんなよ!!」



『待って、どういうこと?
何が…』



「絶対だ…」




斉藤はゆうひの顔を撫でた




『…
…うん』




ゆうひの言葉を確認すると、
斉藤は急いで部屋を出た















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