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刑事とJK
第72章 爆弾狂の名





『最近どこでもニュースやってるよね、爆破事件…』



「ああ。
ここに来て一気にエスカレートしてきてる」




二人は朝食を取りながら、
テレビのニュースを見ていた




『小泉の、犯行なのかな?』



「違うと思うのか…?」



『そんなことは思わないけど…、
でも何か…大雑把というか…』





ゆうひは目線を落とした




「大雑把ねぇ…」




斉藤は卵焼きを口に放り込んだ




『話変わるんだけどさ、
明日友達と水族館行ってくるね』



「明日…日曜か
いいなぁ」




『また一緒に行こうよ、ね?』




「おう」










―――――――――――





日曜日



この日は斉藤は仕事だった




斉藤は地図をコピーして、
爆破事件が起こった4ヶ所に印をつけた




「…」




地図とにらめっこ




刑事課には
爆破事件についての捜査願いは出ていない



しかし斉藤は、
一個人として放っておくことが出来なかった







「先輩、何すかそれ…
あ、爆発現場の位置っすか?」




シゲは斉藤の分のコーヒーも一緒に持ってきた





「お、わりぃ」



「いえいえ
にしても、面白いっすね」





「あ?」



シゲは地図を指差しながら言った





「この4ヶ所、
結構正方形に近くないっすか?」




「…」




言われてみれば、確かに…



この4ヶ所を線で結べば、
そこそこ綺麗な正方形になる




「…偶然か?」



「さあ…」














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