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刑事とJK
第73章 頼れるクレイジー野郎






『じゃあどうすんのさ!?
このままじゃ逃げようにも逃げらんないじゃん!!』




「外から警察とかが来たら何とかなるだろうけど
それは俺にとって不都合だからねー」




小泉はもう一度見取り図を眺め、
歩き出した




『…どこ行くの?』




「クク…俺は爆弾狂の小泉だよ?」




小泉は壁の前で立ち止まると、
内ポケットから何か小さな、小指ほどの筒を取り出した




『え…まさか…』



「ククク」





ライターで火を付け、ポイッと投げた


小さな筒は地面に当たり
ドカンッ!!
と爆発した





『ありえない!!』


「ありえたでしょ?」




壁にはポッカリと穴が空いていた





「そしたら行こうか」



小泉はその穴をくぐろうと足を通した



ふと、天井にカメラが付いていることに気がついた



「クク…」



カメラに向かって
卑しい笑みを浮かべ



奥へ進んで行った






『あ、ちょっと待って…』




ゆうひも急いで奥へ進んだ












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