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刑事とJK
第75章 ありがとう


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「あー、落ち着けオレ…
状況を把握しろ…
まず何が起こってる…?
敵情を報告しろ…」





『ちょっと、ご飯の時にブツブツ言わないでよ
しかも、内容意味わかんないし』





ゆうひは持っていた茶碗を置いた





「こんな非常事態に黙ってられっかよ!?」




『非常事態ってあんたねー…』




「でも…ほんとにほんとに…
ほんとなのか…?」




『うん、今日仕事場でいっぱい吐いたし
病院行ったらどんぴしゃり』





「…どれ…くらい…?」




『んー、4週間くらい?』




「…オレが…父親に?」




『そうだよ?
斉藤がお父さん』





斉藤は箸を置いた




「男?女?」



『ふふ、まだわかんないよ』



「な、名前どうする…!?
男女兼用!!?」



『なんかトイレみたい…
ってか、まだまだ出産までは時間あるんだから
あんたはちょっと落ち着け』





「無理無理無理無理…
落ち着いてなんていられねぇよ
無理無理無理…」


『うっさい』





ゆうひは斉藤のスネをガンッと蹴った




「~~~っでぇええ!!!」




『先にご飯食べなさい』





「はい…」





斉藤はおとなしくして、夕食を食べた










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