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刑事とJK
第77章 お義父さま、お義母さま!!




「あらあら、正貴にゆうひさんじゃないですか!!」



光子はそれはそれは
とびきりの笑顔で迎えてくれた


笑った顔は、どこか真理子に似ている





『お久しぶりですお義母さん!!』




ゆうひが深々とお辞儀すると、
光子は優しく抱きしめてくれた




「遠いところをよく来てくれましたね」



『いえいえ、そんな…』




続いて光子は、斉藤も抱きしめようとした




「い、いいっつぅの…!!」



斉藤は光子を押し返す




「そんなこと言わないで、
正貴…私の可愛い子なんだから…」



『そうだよ、親子水入らず』




光子の悲しそうな顔と、ゆうひの言葉で
斉藤は仕方なく抱きしめさせた




「まあまあ、大きくなりましたね」



「いや、前と変わんねぇと思うが…」



「とにかく、中でゆっくりしていきなさい」




光子は後ろを向き、
二人を案内するかのように歩き出した




ゆうひは嬉しそうに付いて行くが
斉藤はそんな気分にはなれない












屋敷…家の中は、本当に広かった


庭もさることながら、家もこれほど広いとは…





『ひとりだったら迷子になる自信あるよ』



「…んな誇らしげに言われてもなぁ…」





3人は、一際立派な襖の部屋の前まできた




「源十郎さん、開けますよ」



「入れ」




光子の声に応えるように、
部屋の中から聞こえた









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