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刑事とJK
第78章 トレジャーハンター





…ザッ

ザッ…


ガッ




「!!
何かある!!」



藤野がシャベルを地面に突き刺したとき、
明らかに土とは違う何かに当たった音がした




『ほんと!?』



ゆうひは穴を覗き込んだ



「藤野、もうちょいだ」

「おー!!」



…そして



4人の前には両腕を広げたくらいの大きさの、
錆び付いた蓋が姿を見せた





「来たあー♪!!」

「やったな斉藤!!」

「ったりめぇだろ…って、おい」



斉藤の背中に、ゆうひは飛びついた




『斉藤…すごいよ///』


「…まぁ…///」


『惚れ直したぞよ』




「惚れ直す?
惚れ続けるの間違いじゃねぇの?」




『…どっちも一緒〜///』



あたしは、
どれだけあんたが好きなんだろうなぁ…?///





「そこの二人、イチャついてる場合じゃないぞ?」



藤野はしゃがんで、
蓋に付いていた取っ手を握った



「お、開けんのか?」



「ああ。…ん…ちょっと重い…かも」




藤野は歯を食いしばって、
ズズズっと蓋をずらした


斉藤もそれを手伝おうと手を伸ばした時だった―――






『あっ!!』

「きゃっ、ちょっと!!」





「?」




どうした?と頭を上げると、
目の前にはたくさんの男たちがいた


自分と藤野を囲うようにズラッと並んだ男たちの内の数人に、
ゆうひと真理子は腕を掴まれていた










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