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刑事とJK
第78章 トレジャーハンター


――――――――――


何はともあれ、これであらかた片付いた

さあ、お待ちかねの徳川埋蔵金

果たして中には何が入っているのか…






「…よし、開けるぞ?」


「うん♪」



藤野は唾を飲んで、蓋を開けた







「…」


「…」



「…」



「…」



『……、からっぽ?』






蓋を開けると、
そこにはぽっかり空いた穴



底も見えてしまっていて、埋蔵金の"ま"の字もない





「な、んだとー!!?」

「からっぽー♪」


「ジジイどういうこった!!?
何もねぇじゃねぇか!!!」





「…そのようだな」



源十郎は溜め息をつくと
さっさと家の中に入ってしまった






「あのジジイ逃げやがったー!!!」




『うーん…残念だね
まぁ楽しかったしいいんじゃない?』



「よくねぇし!!」



「こういうこともあるさ…」



「ねぇ!!
あーすっげぇ腹立つ!!
帰る!!」



『え、待ってよ斉藤…!!』










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