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刑事とJK
第80章 終わりへの始まり
「斉藤の知り合い…?」
「みたいだな…」
「誰だろ?」
皆口々に言った
「長谷川さん、何でこんな急に日本に…?」
「まぁ、いろいろあってな」
とその時、長谷川の後ろから顔が出てきた
「あ!!
おめぇはアンソニー!?」
何でだ…!?
長谷川さんはともかく、
アンソニーってコックじゃなかったのか…!!?
「久シブリデスネー斉藤サン」
アンソニーが手を出してきたので、こっちもつられて握手した
その後ろから、中島が出てきた
「皆~集まって~
この人たちの紹介するねー」
少し警戒しながらも、
刑事たちは長谷川とアンソニーを半分囲うように並んだ
「えーっと、彼は見ての通り日本人だけど
今はアメリカの方で勤務していて…
役職はアメリカ刑事課本部執行部室長の長谷川君だよ」
「おはようございます、長谷川です、どうも」
アメリカ刑事課本部執行部室長…?
なんか…長い
でもこの肩書き、カッコイイかも…
と、全員がそう思った
「こっちはアンソニーで、俺の助手してくれてるんだ」
アンソニーは軽くお辞儀した
「アンソニーデス、アメリカ刑事課本部執行部デ働イテマス」
「今日、彼らがやって来たのには理由があるんだけど…
詳しいわけはまた後で話すよ。
じゃ、解散~」
パンッと中島が手を叩き、わらわらと自分たちの持ち場へ戻った
斉藤は、長谷川に聞きたいことがいくつかあったが
また中島と部屋の中へ入ってしまったので
とりあえず自分の仕事部屋へ向かった