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刑事とJK
第85章 不思議の国
バキッ ドカッ ボクッ…
斉藤も小泉も、この戦いにくい足場で機敏に敵の攻撃をかわし、且つ相手にダメージを与えていく
『…すごい…///』
ゆうひはそんな二人に見とれてしまった
ただの殴り合いが
二人がいると舞っているようにさえ見える…
「ま、ざっとこんなもんだろ」
4人の犯人が地べたではいつくばって苦しんでる中、
斉藤はパンパンと手を叩いて払った
「鍵がどこにあるか聞くか」
小泉は犯人の前にしゃがみ込み、無理矢理顔を持ち上げた
「中央塔の扉の鍵、どこ?」
「Oh…What you say…?(つぅ…何て言ってるんだ…?)」
「日本語喋れ」
小泉はパッと掴んでいた顔を離した
「こいつらは持ってなさそうだな…」
『じゃあ、次のとこ行く?』
「そうだね」
歩きづらい廊下を、3人は進んで行った