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刑事とJK
第86章 僕のもんだ、いや、俺のもんだ
千花は舞台の方へ向かった
背が低いため、舞台に上るのは苦労したが
なんとか上れた
「…」
プラネタリウム中をぐるっと見渡す
舞台の上からは、シゲと井上の喧嘩がよく見えた
次に、舞台裏に入って行った
照明や音響の機材が並び、触ってみたくなったが…
大事なものなんだろうと思って手を引っ込めた
そして、扉を見つけたので開けてみると、
たくさんの楽屋があった
「へぇー…///」
舞台に上がる方々は、このようなところで休んだり準備したりするのでしょうか…
なんだか、わたくしも舞台女優さんになった気分です///
千花はルンルンと歩いて行った
―――――
「あれ…千花がいない!!」
シゲがそう言うと、殴りに掛かっていた井上の手はピタッと止まった
「おチビが?」
確かに、どこにもいない
「せ、千花ああぁ~!!」
シゲは千花を探しに走り出した
「お、おい待てコラ!!」
井上も後を追うように千花を探しに行った