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宮殿への道
第2章 全身脱毛
「では、私の合図に合わせて自分で服を脱げ。」
しばらくの沈黙の後、
「…む、無理です!」
美夏とともに残ったうちの一人が泣きそうな声で言った。
「今、何といった。」
「…無理…だと申し上げました。」
前を向けずうつむいたまま答える声は震える。
美夏も合わせ全員が思っている事だ。しかし先生に逆らうとお仕置きされると説明があったので言えずにいたのだ。
「お前、私の説明を聞いていなかったのか?
それとも今更辞退したいと申し出るのか。」
「お願いします…辞退させてください」
その場にいる全員が緊張し、冷や汗が垂れるのを首筋に感じた。
美夏はきつく目をつむる。怒鳴られるのが目に見えたからだ。
「はぁ…。今期は根性なしばかりか。服を脱ぐので根をあげていたらこの先もたんぞ。
今回は特別だ。もう一度辞退のチャンスをやろう。辞退したい者はこの場を去れ!」
美夏の想像とは違った。怒鳴られお仕置きされるものだとばかり思っていた。
辞退のチャンスに皆がざわつく。そして足音が聞こえ、去って行く。
美夏はもう一度きつく目をつむり、時が過ぎるのを待つ。
美夏には辞退の選択肢は無いのだ。
しばらくの沈黙の後、
「…む、無理です!」
美夏とともに残ったうちの一人が泣きそうな声で言った。
「今、何といった。」
「…無理…だと申し上げました。」
前を向けずうつむいたまま答える声は震える。
美夏も合わせ全員が思っている事だ。しかし先生に逆らうとお仕置きされると説明があったので言えずにいたのだ。
「お前、私の説明を聞いていなかったのか?
それとも今更辞退したいと申し出るのか。」
「お願いします…辞退させてください」
その場にいる全員が緊張し、冷や汗が垂れるのを首筋に感じた。
美夏はきつく目をつむる。怒鳴られるのが目に見えたからだ。
「はぁ…。今期は根性なしばかりか。服を脱ぐので根をあげていたらこの先もたんぞ。
今回は特別だ。もう一度辞退のチャンスをやろう。辞退したい者はこの場を去れ!」
美夏の想像とは違った。怒鳴られお仕置きされるものだとばかり思っていた。
辞退のチャンスに皆がざわつく。そして足音が聞こえ、去って行く。
美夏はもう一度きつく目をつむり、時が過ぎるのを待つ。
美夏には辞退の選択肢は無いのだ。