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呟きたい
第31章 吐露①
「あとさ」
「なんですか」
「これ、傑作じゃない? 僕の名前があの少女コミックのパクリだって。ほら、あのメール」
「えー……」
「あはははっ。花沢類をもじった? 面白い発想するよね、っく。はははっ」
「いやもう、それはないですって……」
「ふふ……あー、片腹痛いって感じだよね」
「類沢さん笑いすぎ……なのに目笑ってないし」
「待って。ちょっと面白いからもう少し解析してみようよコレ。なに? 花沢類を逆さにしてみようか。類沢花。そこに雅をくっつけたってこと? あはははっ凄い発想」
「だから類沢さん」
「そのうち瑞希の名前もどっかの俳優持ち出してくるよ。宮がつくってことは、嵐のメンバーかな? ははっやばいねソレ」
「マジで来そうですね、それ」
「いやいや、もしかしたら瑞希って名前のモデルがいるかもよ? それであれでしょ? 瑠衣って名前のバンドマンとか見つけてきてナルシスト乙とかでまとめてくるんでしょ? 面白すぎるよ」
「類沢さん」
「はははは……ナニ?」
「相当キてますね」
「……わかる?」
「……わかりますよ」
「ネットって便利だよねえ」
「本当に……」