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呟きたい
第42章 ホストについて⑥

「ていうか仕事でしょ?」

「わかってます! でもほら……作者だって寂しがってるんですよ! ザホストなシーンなんて類沢さんかアカくらいしか出てきてないし……類沢さんいないと……あの彼じゃないじゃないですか」

「ん。そうかもね」

「そうです」

「……」

「……」

「……くく」

「なんで笑うんですかっ」

「いやぁ。なんだろ。ココってさ、今更だけど密室に二人きりなわけでしょ。なんか面白くって」

「う……初めてのときとか懐かしいですよね」

「そうそう。あれはいつになるのかな」

「二年前ですか」

「三年……いやもうすぐ四年?」

「そんなになります?」

「凄いね」

「凄いですね」

「瑞希はさ」

「はい?」

「ホストになって良かったかな」

「……今訊きます?」

「なんとなくだよ。ココでしか聞けない気がして」

「即答です」

「へぇ?」

「ならなきゃ良かったです」

「あはははっ。……だと思った」
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