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呟きたい
第43章 雑談⑧
「やあ、龍」
「……」
「ちょ、無言で扉閉めないで! 鍵も二個!? ちょっと!」
「……なんですか先輩」
「なんでそんな嫌そうなのさ」
「いやだってそんな猫耳両手に迫られても俺期待通りのことなんか一切しませんよ」
「被って」
「聞いてました?」
「あ、違うか。着けて?」
「だから」
「黒が良い? 白が良い?」
「……銀色」
「あるよっ」
「あんのかよっ」
「でもやっぱ龍には黒かなあ、可愛いクロネコヤマトちゃん」
「それぜってー可愛くないです」
「あら?」
「可愛さも求めてねーです」
「あら……」
「つかいい加減ソレどっかやってくださいよ」
「じゃあいい加減こっち来てよ」
「……はい」
「隙ありっ」
「……っ」