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呟きたい
第45章 ホストについて⑦
「仮面舞踏会。どこから降ってきたのコレ」
「ああー、また最新のメモを」
「韓国グループのPV?」
「いやあれは大好きですけども」
「あの国のファッションセンス良いよね。スーツとか特にさ。色合いとか、シルエットが」
「俺には似合わないですけど」
「だろうね」
「……ええー」
「いつまでも服に着られてる」
「やめてください。そんな呪い」
「それが瑞希らしくていいけどね」
「類沢さんも何でも似合うとこが類沢さんらしくて好きですけどね」
「凄いな。人って会わないだけでこんなにも素直になられるんだね」
「だって!」
「否定しないんだ」
「もう会話のリズムが掴めない」
「オペラ座の怪人は見たことある?」
「城田さんのなら」
「それファントムね。僕も観たけど」
「仮面似合う人って限られません?」
「デザインによるんじゃないかな」
「類沢さんは片眼ですよね」
「目玉焼きの話?」
「話の流れはちゃんとついてきましょう、類沢さん」
「あはははっ。真似してる」
「わざとってのも知ってますけど」
「瑞希はあれかな。黒包帯でぐるぐるにしてあげたい」
「目隠しプレイは早いです」
「ああ。絶対似合う」
「想像しないでください!」