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呟きたい
第7章 性格云々②
「えー……はい」
「どうした、瑞希」
「今回はその、ね。俺たちではなく片桐さんの性格に触れようかなと」
「いわゆる……ぞろ目好き?」
「いきなり入るな金原」
「だって毎日のように見つけてはテンション上がってるからな」
「有紗みたいだな」
「やめろ」
「さて、そんなぞろ目好きなんですが……今ちょっと落ち込んでるらしいんだよね」
「こんなに順位も上がって拍手も増えてんのに?」
「はーい、メタ発言はその辺にしとこうか金原」
「あ、わり」
「あと一個あるだろ」
「え?」
「片桐さんが増えて嬉しくなるものあと一個あるだろ」
「いや……え? しおり?」
「なんで小声なの」
「瑞希がやめろって言うからだろ」
「まぁ、そんなしおりの件なんですが」
「なんだよ」
「777……超えちゃったんだよ」
「ええっ! すっげ!」
「違う。違う。人の話聞いてた?」
「777超したんだろ」
「うん」
「あ……おい、ちょっと待て。バカなこと考えるなよ」
「俺じゃない」
「はあ? 777が見たかったとか拘ってどうすんだよ!」
「だから、俺じゃないって。落ち着いて」
「そんなこと言ってる隙があったら7777目指せばいい話だろ、そうだろ!」
「あ……まぁね」
「だからさっきから指先いじってモジモジしてたのかよ!」
「ね。でも嬉しいことが一つあってさ」
「なに?」
「そして三人は狂うの方は……ランキン111位でカテラン11位なんだって」
「良かったな!」
「ぞろ目って日常生活でそんなに見つかんないもんだよな」
「ああ……パチンコ好き以外はな」
「あれ? 経験ある言い方」
「母さんがハマってたんだよ」
「そう……」
「瑞希」
「え?」
「お前の出席番号何番だっけ」
「宮内で"み"だから結構後ろで……33番?」
「……」
「金原は"か"だから」
「……察しろ」
「じゅ」
「言うなって!」
「そんなわけで、しおり挟んで下さった皆様ありがとうございます」
「どんなまとめ方だよ」
「ちなみに」
「あ?」
「金原、次から担当交代だから」
「まだ全然呟いてねーのに?」
「どんな不満だよ」