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呟きたい
第9章 設定に関して③
「おはようございます」
「こんにちは? こんばんは?」
「まぁ、なんでもいいです」
「あ、ども。瑠衣です」
「作中に出るのは基本的タブーなのですが、本編の裏話で残していたものがいくつかあったので語らせて頂きます」
「まずは名前」
「気づいていましたかね。瑞希のイニシャルM.Mなんですよ。本当は類沢はS.Sにしたかったのですが、佐藤伸一とか似合わなすぎて却下に」
「美里もM.Mですね」
「圭吾はK.K。一層のことみんな名前と名字のイニシャルを一緒にしてしまおうって時に考えた名前です。懐かしい」
「それから瑞希と雅樹」
「似てますよね」
「瑞希を一時期瑞樹に誤変換していたこともありましたが。二人が外見的に似ているとのことで、名前も似させてみました」
「河南。実はこれ名前ではなく地名なんですよね。実際いるのかなって名前ですが、いたら失礼致します」
「元々、夢の精だった河南。その神秘さを漂わせたくて色んな名前を候補にしていました」
「なかなか惜しかったのは紫苑」
「もったいないんで、如月先生にもらってもらいました」
「男性名でも違和感ないっていうね」
「あとは麻那さん。この名前は実は他の小説での主人公の名前なんですね。夢を旅してそこで聴いた歌を現実で綴る物語」
「朽ちぬ華に出て来るのもそこでの歌だったりします」
「あっ。そうそう。雅ですが……決して私が好きなアーティストの親友様からとった訳ではありませんよ」
「あちらはアルファベットだし」
「前にも話しましたが、雅ってなんだか切ない響きを持っているじゃないですか」
「ただ、まぁ……十月あたりは貴に変えようかなとか思ったり」
「意味がわかる方、同士です」