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呟きたい
第2章 性格云々①
「二日目です」
「一日につき一タイトルなんて楽だよねー」
「章タイから嫌な予感しかしないんですが」
「待ってたよ、こういうの」
「類沢先生、ここくるとキラキラしてますね」
「そう?」
「いいです、いきましょうか」
「……」
「類沢先生?」
「一枚目は省略でいっか」
「ちょっ、何が書いてあるんです!」
「これ、読みたい?」
「あ……それ、ですか」
「……」
「でも、読まないと」
「瑞希が読んで」
「ええっ」
「ホラ」
「ぁ……はい。えと、ヒナヤン先生の口調について」
「続いてのお便りは」
「まだですって!」
「どうでもいいよ」
「いや……俺も気になってたんですよね。あの人の口調」
「それは嬉しいなぁ」
「うっわ」
「雛谷先生、よくも現れましたね」
「へぇ、楽しそうなことしてると思ったら……なになに、作者の呟きぃ?」
「丁度、雛谷先生のそのトチ狂った口調への作者からの苦情が来てましてね」
「類沢先生、ねじ曲げないで下さいっ!」
「読んでみせてよ」
「はぁ……えっと、雛谷先生の口調は気に入ってるんだけど、実際あの語尾伸ばすタイミングがわからなくなるときがある。イコール、キャラが一定しない可能性が」
「だから二重人格にしちゃったんだぁ。あはは」
「どうでもいいよ……」
「もう一つ、書いてあります」
「貸して。んーと、類沢先生の口調も敬語とタメの境目が難しく、一番描きにく」
「片桐ちゃん?」
「嘘ですよ、嘘! 雛谷先生も嘘云わないで下さいよ」
「焦る瑞希も可愛いなぁ。うん、本当はね、時々類沢先生の口調があまりにも好きなアーティストに被りすぎてて困るって」
「なにに困るの……」
「それですよ! 類沢先生、今の言い方とか凄い似てます!」
「……」
「ふふ……今度から神威せ」
「呼んだら確実殺りにいくからね?」
「……今のも似て」
「瑞希?」
「すみません!」