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呟きたい
第15章 雑談②
「んあついよぉ~。とける~。なんでこんな暑いんだよ、おかしいだろ。ああ、机も冷たくねぇしさー……アイス欲しい。かき氷ー……暑いー」
「……」
「ぅわああっ! 類沢さんいつからそこに!?」
「んあついよぉ~、からかな」
「やめてください恥ずかしいっ」
「確かに暑いよね」
「最近の気温やばいです。すでに熱帯夜」
「で、瑠衣ちゃんも裏話とか書く気力がないからまた雑談コーナーってわけね」
「俺ももうメモ読む気力ないです……」
「これで暑苦しいゲストがきたら大変だね」
「類沢さん、フラグ立ててはだめですよ」
「あはははっ。まあ、誰が来てもいいんだけど」
「失礼すっぜ」
「もうきた」
「ああ。空牙だ。いらっしゃい」
「ちなみに吟じいも来てっけど」
「ここは暑いのう」
「うわっ。ども、こんばんは」
「なんで瑞希ちゃんが緊張すんの」
「空牙が脅すからじゃ」
「脅してねえっつうの。なあ? 類沢さんよ」
「瑞希、こっちに避難していいから」
「おいっ」
「まさか本当に暑苦しい奴が来るとはね」
「吟じいのことか」
「お前のことだ、空牙。はあ……何故こんなところに付き合わされなきゃならんのか」
「歳だからキツイよなーって痛いって!」
「年寄りを馬鹿にするもんじゃない」
「今銃で殴っただろ! ありえねーっ」
「とりあえず座りなよ。吟さんも」
「どこにだ」
「パイプ椅子とは……」
「瑞希もロッカーに隠れてないでこっちおいで」
「食べやしねえからよ」
「それが脅しなんだって」
「暑いから早く座れ、若いの」
「はい」
「わかったよ」
「すすすみません!」