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セルフヌード
第5章 少女と被虐



「美優。スマホ貸して」

「ん、……はぁっ」

「ありがと。片手じゃ無理かなー。ハメ撮りしたいんだっ」

「ゃぁっあん……気っ……遣ってたのに……元気じゃない!……ふっあっっ……」


 なつみの指が美優を貫く。知り尽くしたイソギンチャクをすみずみまで愛でながら、弱いところをこすりにかかった。

 スマートフォンのシャッターが鳴る。

 なつみの指に馴染んだ潤みが、求めてやまなかった刺戟に収斂する。他のものなど受けつけたくない。歯の浮くような台詞が美優を狂わせ、キスが美優をとろかしてゆく。


「はぁっ……あっあ……」

「美優、また靴置いていってた」

「はぅっ……はぁっ、ん……」


 カシャ…………


 なつみのスマートフォンが美優を収めた。


「やぁっ……やだっ……あっ」

 カメラアプリが美優を頭の天辺からつま先まで撫でていく。

 なつみは器用に左手だけで、おりふし美優を唇でも啄ばみながら、頭の天辺からつま先までカメラで犯す。

「顔、やだぁっ……」

「お仕置き」

「んっ……ああっ」

「綺麗な足、傷つけちゃダメって言ったじゃん。心臓に悪いから」


 ぐちゅ……ずぶっ……ぺちゃっ、……


 カシャ、カシャ……


 至近距離のカメラがなつみを咥えた秘口を捉える。美優の脚と脚との間が、なつみのスマートフォンに真新しい来し方を刻む。


「あんっあんっ……あぁあああっっ…………」



 がくがくがくがく…………



 なつみは美優をさんざっぱら白銀の世界にとりこめた後、わざとらしく気を遣らせない愛で方をした。


 果てないような、終わりなどいらない夜の中で、ただ感じ合う。

 初恋の少女のような長い夜が、二人を優しい眠りに誘った。…………
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