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食べてしまいたい
第6章 嫉妬

「イキ顔ってそんなにひどいの?面白いの?」
「笑うとは失礼よっ!」
「なら…いいじゃん…」
どうしたらイってくれるだろうか。
なんて思ってたら、
コンコンっとドアがノックされてやっと現実に引き戻されてしまった。
「あれ、小鳥遊さん…顔赤いですけど、飲んだりしました?」
「ち、ちがうわ!飲んでないわよ!」
あの時のナースではなかった。
だから良かったんだろうけど。
「よし、明後日くらいには退院できそうですね」
「え、明後日ですか?!」
一番驚いたのはあたしだった。
「そう、ですけど?小鳥遊さんは、もともとアルコールに弱い体質で、っていうのもあって…そんなにアルコール中毒になってなかったんですよ」
「そうですかー…」
なのに、バーで仕事してるの?
なんて、思ったが言わないことにしよう。

