この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
食べてしまいたい
第7章 いつでも
「じゃあこっち向いて…?」
しんどい身体を動かして彼の顔を見る。
「ニヤニヤしてて怖いんだけどっ!」
「そんなことないわよ…?」
多分、ニヤニヤの理由は分かってる。
あたしが素直になったことだろう。
「んじゃ今度はナカイキさせてね…」
「えっ…出来ちゃう…」
「何よ今更。あたしは子供大好きなのよ?」
ちょっとの沈黙。
……想像しただけで顔が熱くなる。
「ねぇ…なんでそんなにカワイイの。…本当に…」
近づいてくる美しいお顔。
「はる姐…好きだよ」
「……そんなの知ってる」
本当の好きという言葉。
彼は受け止めてるのだろうか。
そう思いながらキスに溺れた。