この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
食べてしまいたい
第2章 刺激のない日常
「まあ、気持ちの問題ってことよ!あと口紅だけだから食べておいでっ」
頭を撫でてくれた。
暖かい…。
大きな手に安心感を感じ、安らかな気分になる。
「え、すごい」
いい匂いとともに和室からでると、あの短時間でチャーハンを作ってくれていたのだった。
きちんと形になったチャーハン。
まるで、売り物。
「まあーね!これくらいお茶の子さいさいよ!」
「いいなーお嫁に来て欲しい」
「はいー?何言ってんのよ!あんたは!!」
美味しいチャーハン。
はる姐の色々な話。
少しだけど、話すことができた。
相手は列記とした男性なのにね。
不思議な気分だった。