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食べてしまいたい
第4章 おねえの誕生

―――
――

なんで、こうなったんだっけ。

なんで、あたしこんな格好してるわけ。

どこから間違ったんだろうか。


「ねぇ、はる姐、どういうこと?」

「だから何度も言ってるじゃない!人手が足りないの!ミミコもクニコもマリコもみんな休みなのよぉ~」

だからって、これはないでしょう。

「…もともとついてるものが女のあたしが、やれと」

「うん!七菜ならできるでしょ?」

「できません!!いやです!!」

「いいから、このドレス着て!」


和室に閉じ込められた。

渡されたドレスは、七菜らしくない。


「ビビットピンク…」


溜め息しか出てこなかった。


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