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食べてしまいたい
第4章 おねえの誕生


「んはぁっ…ぁあっ…」

あたしの口内を荒らす、彼の熱い舌。


「はる姐…」

「…七菜…あたしはあんたに嫉妬してる」


嫉妬…。
それは、どうして?

「やぁ…はぁっ…」

「人の気も知らないで…」


あたしはその言葉が聞こえなかった。

ただ…彼の愛撫が終わるまで必死に、


快感から逃れようとしていた。


あたしは…好きでもない人になに抱かれてるんだ…。


頭が馬鹿にでもなったか。

そう思ったのだ。


「…もう…やめて…」


軋んだソファーが切なく反発した。

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