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食べてしまいたい
第6章 嫉妬
結局、そのあと解散となり彼は子供のように泣きじゃくったらしい。
「今日はありがとうございましたっ」
深々と礼をすると彼は手を振りながら笑った。
「そんなことあらへんで!また会おうな」
車は音をあげ、消えて行った。
「はあ…」
今更ながら彼の余韻が出てきた。
熱く、求め合い、気持ちが高まっていく。
上から見上げるあの美しい顔。
もう逃げれなくなっていた。
「あぁっ……」
下腹部がジーンと来た。
自分の変態度合いに泣きかけたものだったが、彼が悪いと脳内で押し付けた。