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食べてしまいたい
第6章 嫉妬
「えっ!?」
驚いた台詞はあたしの耳元だった。
「んっ…」
「泣くのはだめ。抱きたくなるし」
今抱きしめてるくせに、なんで変態行為になっちゃうの?
でも今日のあたしは違かった。
「……抱いて欲しい」
ハッキリとそう言った。
はる姐は目を丸くしたまま、あたしを見たがすぐにはあたしに触れてこなかった。
「忠告されたのはこっちなのに馬鹿なの?」
「じゃあ、あたしが襲う?」
はる姐はもっと、驚いた。
「はる姐……目瞑って」
じっと見つめた後、すぐに目を瞑った。