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食べてしまいたい
第6章 嫉妬


簡単に目を閉じちゃうんだ。

心がきゅっと絞められた気がした。


ちゅっと唇を付けて離した。


「ねえ、キスしてない?」

「はぁ?マジで言ってるの?」

そんなのわかってるもん。

してないに決まってる。


「…した」

「…は?」

「って言ったらどうするのよ」

「…取り返す」

「…なんか七菜、変だわ」

「変じゃない!」

今度は舌を入れてキスをした。

全然、動かしてくれない。

寂しい思いをしながら角度を変えてキスをした。

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