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月下の契り~想夫恋を聞かせて~
第10章 盗賊髭切の正体
 いや、私自身が誰に強いられるわけではなく、彼の側にいたいのだ。
 もう、この恋は誰にも止められない。
 儚げな白い花びらが風に舞い流される。
 この雪が小平太の旅路の邪魔にならないことを心から祈った。  

     (第二話【風花の鎮魂歌(かぜのレクイエム)】了)


☆ 明日から第三話へ続きます☆

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