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月下の契り~想夫恋を聞かせて~
第8章 天下の大義賊
 囁きが近づいてくる―と思いきや、いきなり視界が反転し、気が付けば褥に押し倒されていた。
「頭で判らないというなら、身体で判らせてやろうか?」
 唇が降りてくる。最初は啄むように軽く、次は少しだけ強く、絶妙の加減で接吻(キス)され、次いで喉元に唇が押し当てられた。
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